仕事のやりがいを感じたエピソードを教えてください。
CRCの多くが「新薬開発に携われること」や「患者さんに近い立場で業務ができること」を挙げるのではないかと思いますが、自身が携わった薬剤が承認されてインターネットのニュースになっているのを初めて見たときは嬉しい気持ちになりました。また、実際に医療機関で使用されているのを知ると「あのとき頑張ってよかったな」と思います。
患者さんやご家族の環境や年齢層は様々ですし、治験への参加に不安を感じられる方もいると思います。コミュニケーションを通して少しでも不安を解消したり、医師、看護師と連携し副作用のコントロールをしながら、安心して治療を継続していただけるようにサポートするのもCRCとしてやりがいを感じます。
仕事を続けていく上でのモチベーションについて教えてください。
私はがん領域の治験をやりたいと希望していたため、今でもその気持ちが仕事を続けるモチベーションとなっています。がん領域は“難しい”と感じるCRCも多いと思いますが、難しいことを経験すればもっとCRCとしての能力を伸ばせると考えていました。
想定外のことがいつでも起こり得る環境での業務は、いい意味で緊張感がありますし、医療機関のスタッフや臨床開発モニター(CRA)と関わり、様々な薬や疾患の知識が増えていくことで自身の成長を感じることができます。
もちろん、患者さんからいただけるお言葉一つ一つがCRCを続けていく原動力になります。
また、上長と相談しながら自身の希望する疾患の治験を担当できていることも、モチベーションに繋がっています。